ゆる中学受験はホントにできるの?
公立中高一貫校の受検なら可能です。
私立中学校なら偏差値を下げた中学校を選んでください。
ゆる中学受験とは?
ゆる中学受験という言葉に関して、捉え方が色々異なっていると思いませんか?
習い事を辞めずに中学受験すると言った意味合いの人は問題ないと思います。しかし6年生から勉強を始めて、御三家等の難関校に合格できると思っていたら、それは「かなり厳しい・・・」と考えた方がいいと思います。御三家等の難関校を目指すのであれば、ノウハウを持っている大手塾に早く入塾させないと正直厳しいです。
ゆる中学受験をする場合には偏差値を大幅に下げた学校を選ばないといけないのか?と思われるかもしれません。その一つの答えが公立中高一貫校の受検だと思います。
ゆる中学受験で合格できる学校は?
「公立中高一貫校はたいしたことないんじゃないの?」
「公立中高一貫校はたいしたことないんじゃないの?」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。私も学生時代に公立中高一貫校はなかったので、そう思っていました。
神奈川県にある公立中高一貫校である相模原中等教育学校、平塚中等教育学校の偏差値はどれくらいでしょうか?日能研、四谷大塚、首都圏模試センターの偏差値を調べてみました。
日能研 | 四谷大塚 | 首都圏模試 | |
相模原中等 | 58 | 61 | 69 |
平塚中等 | 55 | 57 | 65 |
逗子開成 | 58 | 57 | 68 |
鎌倉学園 | 55 | 54 | 65 |
相模原中等教育学校、平塚中等教育学校の偏差値は思ったより高いですよね?
相模原中等教育学校、平塚中等教育学校と同じくらいの偏差値を私立中学校から探すと、逗子開成中学校や鎌倉学園中学校になります。中学受験を経験された方やこれからされる方はご存知だと思いますが、 逗子開成中学校や鎌倉学園中学校は難関校です。
逗子開成中学校や鎌倉学園中学校に合格されるお子さんの多くは少なくとも4年生の2月から受験勉強を開始しています。逗子開成中学校や鎌倉学園中学校に合格するにはゆる中学受験ではほぼ不可能であり、逗子開成中学校や鎌倉学園中学校よりも10程度は偏差値を下げた中学校を選ぶ必要が出てきます。偏差値を下げた中学校で満足できるというご家庭はゆる中学受験にチャレンジしてみましょう!!
とは言っても、少しでも偏差値の高い中学校に入れたいのが親の心情ではありませんか?少なくとも私はそう思ってしまっています・・・。ゆる中学受験では相模原中等教育学校、平塚中等教育学校に合格することは可能と考えています。ゆる中学受験で偏差値の高い学校に入学させるには公立中高一貫校の1択です。
ゆる中学受験で必要な2つのこと
今までお話しした内容からゆる中学受験で簡単に公立中高一貫校に合格するの?と思われるかもしれません。残念ながら、公立中高一貫校の倍率はまだまだ高倍率で簡単に合格することは難しいです。でも、ゆる中学受験で合格率を上げる方法はあります。ゆる中学受験を実践する上で、必要な2つのことをお教えします。
・子供の学力を早い段階から把握しておく
・自宅学習を早くする
子供の学力を早い段階から把握しておく
これが1番大事なことですが、子供の学力を早い段階から把握しておく必要があります。子供の学力を把握する手っ取り早い方法があります。そうです、模試♪です。模試の中では無料で受けられる模試もあります。無料の模試で活用している模試をまとめました。
模試名 | 開催元 | メリット | デメリット |
全国統一 小学生 テスト | 四谷大塚 | ・予習シリーズとリンクしている ・易しい問題から難しい問題の流れになっている | ・マークシートのため記述力が確認できない |
全国テスト | 日能研 | ・難問に挑戦できる | ・自宅学習が進んでいないと太刀打ちできない |
全国公立 中高一貫校 チャレンジ テスト | ユリウス | ・模擬適性検査を受けることができる | ・受験者数が少ない |
公立中高 一貫 スタート テスト | 栄光 ゼミナール | ・模擬適性検査を受けることができる | ・受験者数が少ない |
上記のテストを組み合わせて、早めに子供の学力を把握することをおススメします。結果も大事ですが、得意・苦手を早めに確認しておきましょう。得意・苦手が分かっていれば、戦略的に学力を上げることができ、効率的に学力を上げることができます。
自宅学習を早くする
子供の学力を把握した上で、苦手分野に対して、早めに自宅学習を開始した方が良いです。自宅学習の習慣を早めにつけることは非常に大事です。
苦手分野が分からないようでしたら算数を勉強するのが良いと思います。中学受験勉強をしている人としていない人で差が最もつくのが算数です。学校側も算数ができる子供に入学してほしいと思ってます。適性検査では算数ができる子供が合格できるように配慮されると思っています。
適性検査とは?
公立中高一貫校での適性検査は、基本的には学校で習った教科書範囲から出題されてます。名目上は小学校で学習する内容ということになっているので、小学校の勉強をしていればできるはずです。しかしながら適性検査の問題を解いてみると、ちょ~難しい・・・。小学校の勉強のみでは厳しいと言わざるを得ません。
神奈川県のHPでは「県立中等教育学校入学者決定検査(以下、「入学者決定検査」という。)における適性検査では、公立高等学校入学者選抜における学力検査と異なり、各教科で学習した内容を問うのではなく、これからの社会で必要とされる幅広い教養を育成していく上での基礎的な力を測ることから、出題範囲の限定は行いません。」
「出題範囲の限定は行いません」と明記されていることから、出題傾向が変わっても対応できる能力が必要ですね。
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